今回はマクドナルド創業者のレイクロックについてご紹介していきたいと思います。
実は、マクドナルド創業者はレイクロックではありません。正確にはマクドナルド兄弟です。
しかし、「マクドナルド創業者」を調べるとレイクロックが表示される。
これは創業者と言われるほどの影響力をもたらしたことに他なりません。
レイクロックはファストフード店であるマクドナルドを1961年に買収し、1967年から1973年までCEOを務めた。
マクドナルドは世界規模に拡大し、世界で最も成功したファストフードチェーンとなった。
また、レイクロックは日本マクドナルド創業者の藤田田(ふじたでん)とも深い関係がある。
数々の名言も世に残しているレイクロック。
一体どのような執念で世界的に事業を拡大していくことができたのか?
本記事では
・レイクロックの執念の乗っ取り劇
・世界的なマクドナルドを展開したレイクロックの名言
・レイクロックと日本マクドナルドの藤田田とは深い関係が!?
についてお伝えしていきます。
レイクロックの執念の乗っ取り劇
実業家レイクロックはミキサー販売会社を経営していました。
ある時、マクドナルド兄弟から「マルチミキサーが8台欲しい」と創業以来の大量注文が入る。
ここからレイクロックはマクドナルドに興味を持ち始め、実際に店に足を運びます。
もうこの時点でレイクロックの執念、行動力が表れています。
マクドナルド兄弟の元に足を運んだレイクロックはハンバーガーなどを作るスピードに惚れ込んでチェーン展開を持ちかけた。
ミキサーの販売会社でありながらファーストフード店の事業展開に足を突っ込むのはすごいことだと思います。
しかし、マクドナルド兄弟の返事は「No」。
その理由はチェーン展開までしたら品質が下がるとのことでした。
確かに大量生産して売り上げを伸ばすか、少数生産で品質を守るかは悩みます。
僕ならまずは大量生産して売り上げを伸ばします。
レイクロックは何度もマクドナルドに足を運び続け、結局はマクドナルド兄弟が折れてチェーン展開に踏み込みました。
これが執念の乗っ取り劇です。
何度も足を運びながら自分の情熱を伝え続ける。
世界的なマクドナルドを展開したレイクロックの名言
「お金のためだけに働いているならば、絶対に成功はできないが、もしもあなたが自分のしていることを愛し、常に顧客を最優先するなら、成功は君の手にある」
これはレイクロックの名言の1つである。
つまりマクドナルドを成功させた一番の要因は常に顧客を優先し、相手目線に立ったからです。
確かにお金をどうやって稼ごうとか、良い方法はないかとかを考えがちな人がほとんど。
その逆で、お客さんが何を求めているか?
これを知ること、そしてそのニーズに応えることが成功の鍵であると教えてくれています。
どんなビジネスであっても自分のことばかりではなく、お客様にも目をむける。
視野を広く持つことはやはり今でも昔でも変わらないものだと学べました。
レイクロックと日本マクドナルドの藤田田とは深い関係が!?
日本マクドナルド創業者として知られる藤田田。
実は元々は藤田商店を営んでおり、ファーストフード業界とは無縁でした。
ある日、マクドナルドから日本での創業者をやってくれないかと声が掛かった。
藤田は忙しいからマクドナルドまでやる暇がないと断りました。
そこから何度もオファーが来ては断ってを繰り返す。
ここにもレイクロックの執念が深いことが表れています。
なんとしてでも貫く姿勢、それだけの精神力がないと経営はやっていけないと思います。
自分だったら10回ぐらい熱意を持って頼まれたら流石に心が折れます。
どうしてもやりたくなかった藤田は出資比率は50対50であるとか、経営権は全て日本にあることなど無理な条件を出し続けた。
これにレイクロックは「お前がそう言うのならその条件でやろうではないか」と言いました。
どんなに無茶な条件でのも全て飲み込みこんだ。
レイクロックはお金儲けよりもビジネスそのものをただ大きくしたいだけでした。
藤田田もレイクロックもお互い執念深い者同士で繋がったのだと思います。
レイクロック自身のデメリットが大きくてもビジネスを大きくする。
普通はやらないと思います。
これを教えてくれていると思います。
常に未来を見据える、そして誰と事業を組むかということも重要になっていきます。
全く合わない人と組んだ場合は失敗します。
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